GREETINGごあいさつ

NTT札幌病院長 吉岡 成人

NTT東日本札幌病院は1922年(大正11年)に逓信職員の健康管理を目的として開設された札幌逓信診療所を礎として、1982年からは保険医療機関となり広く地域の皆さまに利用される施設となりました。『地域に密着した思いやりのあるより良い医療を行う』ことを基本理念として診療を行っています。

日本の社会は高齢化し、人口は減少し、経済の成長は鈍化しています。このような中で、医療の分野にも大きな変革が求められています。ひとつひとつの診療所、病院という枠組みで医療を考えるのではなく、地域に求められている医療システムのなかで、どのような特長を持った医療を提供することができるかを模索する必要があります。

わたくしはNTT東日本札幌病院の使命は、地域で必要とされる医療を良質で、安全に、効率良く、将来の世代にわたって供給し続けることだと考えています。患者さんにとってはもちろんですが、病院で働く職員にとっても魅力的な病院であり続けるべく、病院としての持てる力を十分に発揮して日々歩みを進めていきたいと考えております。

皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

理念・基本方針

札幌病院の基本理念

私たちは患者さんとの信頼関係を大切にし、
地域に密着した思いやりのあるより良い医療を行います。

札幌病院の基本方針

  • 患者さんの権利とプライバシーを尊重した医療を行います。
  • 十分な説明をして、患者さんに納得される医療を行います。
  • 高度な医療を安全に行います。
  • 心のこもった良質な医療を行います。

患者さんの権利と責任

私たちは、患者さんの権利を尊重し、患者さんの医療に対する主体的な参加を支援します。

良質で安全な治療を受ける権利

患者さんは、個人の背景の違いや病気の性質にかかわらず、良質で安全な治療を受ける権利を有します。

十分な説明と情報を得る権利

患者さんは、自己の治療に関して、自らが理解できる言葉で、診断、治療、および予測される経過に関し、すべての情報を得る権利を有するとともに自己の診療記録の開示を求める権利を有します。また、他院を含め他の医師の意見(セカンドオピニオン)を求める権利を有します。

自らの意思で選択する権利

患者さんは、治療を選択する権利、あるいは拒否する権利を有します。

プライバシーが守られる権利

患者さんは、自己の医療に関する記録や個人情報およびプライバシーについて 保護される権利を有します。

自らの健康・疾病情報を正確に提供する責任

患者さんは、良質で安全な治療を受けるために、自身の健康・疾病に関るすべての情報を医療者に正確に提供する責任を有します。

自らの健康状態・疾病の理解に努める責任

患者さんは、良質で安全な治療を受けるために、自ら治療に参加する意識を持つ責任を有します。
患者さんは、医療者の指示・説明について気兼ねなく質問し、十分理解したうえで、自身の治療に協力する責任を有します。

病院環境や他の患者へ配慮する責任

患者さんは、自らの理不尽な言動で、他の患者の受診や入院環境および病院職員の業務に支障を与えない責任を有します。

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