臨床研修センター

研修病院の概要

当院は札幌の中心部に立地し100年を超える歴史があります。

現在の新病院は2002年に新築され、多数の診療科、豊富な症例、多数の手術件数、分娩件数を誇ります。そして、約100名の医師、25名以上の指導医(臨床経験7年以上で指導医講習会受講済人数)が在籍しております。そのため、密度の高い指導を受けることができます。
コメディカルのスタッフや事務職員数も多く、様々な要望に応えるとともに高度な診療が円滑に進むようにサポートされています。地域医療の中心的な専門性の高い病院として病診連携に力をいれています。
札幌医科大学の隣地という立地などもあり、札幌医科大学や北海道大学などの地域の医育大学との連携にも力をいれているため、プライマリケアから専門性の強い疾患まで幅広く診療を行っています。通信系企業立病院であり、その特徴を生かしIT化にも力をいれており質の高い医療を提供できるように努めています。

プログラム名称

NTT東日本札幌病院卒後臨床研修プログラム

プログラムの概要

当院は研修医の希望や指向を重視して教育を行っています。
各科に任せっきりにしているわけではなく、統一的な教育企画を実施しています。
研修医向けの講習会や勉強会は月2回あり、心エコーや腹部エコーなどの技術的なものから系統講義まで行っています。また、月2回の医局会では研修医症例発表があり、常勤病理医が在籍しているので臨床病理検討会も随時行われます。
学会発表や論文の作成なども積極的に行われており、学会発表などを積極的に支援するために旅費の支給制度があります。また1年次では一次救命措置(BLS)、二次救命措置(ACLS)のトレーニングを設け救急時の蘇生術やチーム医療を的確に行えるよう研修を行います。プログラムは個々の目的に合わせてオーダーメイドが可能で、極めて“自由度”が高いのが特徴です。研修を始めてから目的や希望が変わり、診療科の変更も検討することもあると思いますが、できる限り柔軟に対応しており、相談しやすい環境を整えております。

ローテーションについて

1年次
  • 内科
    (24週)
  • 救急
    (12週)
  • 外科
    (4週)
  • 産婦人科
    (4週)
  • 小児科
    (4週)
  • 精神科
    (4週)
  • 内科
    (24週)
  • 救急
    (12週)
  • 外科
    (4週)
  • 産婦人科
    (4週)
  • 小児科
    (4週)
  • 精神科
    (4週)

内科:【呼吸器内科・消化器内科・循環器内科・腎臓内科・糖尿病内分泌内科・リウマチ膠原病内科】から、8週1単位として3科選択する。
救急:12週のうち、麻酔科4週必修、【整形外科・内科救急・中村記念病院救急部・柏葉脳神経外科救急部】から1つ選択し、4週救急医療に携わる。残り4週は夜間・休日当直を並行研修として行う。
必修科:外科・小児科・産婦人科・精神科を必修科目とし、4週を1単位として研修を行う。
外科は、【外科・心臓血管外科・泌尿器科・脳神経外科(中村記念病院・柏葉脳神経外科病院)】から選択する。
精神科は、【札幌太田病院・札幌医科大学附属病院】から選択する。
一般外来研修:小児科、一般内科または地域医療研修において合わせて4週の研修を行う。

2年次
  • 地域医療
    (4週)
  • 麻酔科
    (4週)
  • 自由選択
    (44週)
  • 地域医療
    (4週)
  • 麻酔科
    (4週)
  • 自由選択
    (44週)

地域医療:協力病院・協力施設で研修を行う。
【枝幸町国民健康保険病院・利尻島国保中央病院・国民健康保険東川町立診療所・北海道社会事業協会余市病院】
のいずれかにおいて4週研修を行う。また一般外来研修、在宅医療研修含むこととする。
麻酔科:4週を1単位として研修を行う。
自由選択:残る期間は自由選択研修を行う。
【呼吸器内科・循環器内科・消化器内科・糖尿病内分泌内科・腎臓内科・リウマチ膠原病内科・小児科・外科・心臓血管外科・整形外科・皮膚科・泌尿器科・産婦人科・眼科・耳鼻咽喉科・放射線科・病理診断科・麻酔科】から自由に選択を行う。
協力病院(中村記念病院・柏葉脳神経外科病院・北海道大学病院・札幌医科大学附属病院・太田病院など)での研修は最大で8週までとする。

初期研修を目指す方へ(プログラム責任者のコメント)

初期研修の2年間はその後の医師人生を決定づけると言っても過言ではない時期です。
当院は約100名の医師、25名以上の指導医が在籍し、症例数も極めて豊富な病院で、ドクターとして重要なキャリアの形成をサポートしています。極めて自由度の高いプログラムで、目的に合わせて自由に研修可能です。研修医向けの講習会や勉強会は月2回あり、心エコーや腹部エコーなどの技術的なものから系統講義まで行っています。月2回の医局会では研修医症例発表があり、CPCも随時行われます。その他学会発表や論文の作成なども積極的に行われています。学会発表に関しては、大学などと異なり出張扱いとして旅費の負担を行っています。
文献検索なども医中誌、ClinicalKey、UptoDateなどが利用できるように環境を整えています。コメディカルの職員も臨床研修医に協力的です。また、札幌中心部・円山地域の東端に位置しており、アフター5も充実できるかもしれません。充実した初期研修をお約束いたします。

2025年度 初期臨床研修医募集要項

見学は随時募集しています。ぜひ、当院を実際見学していただいて実際に雰囲気を感じてください。

「NTT東日本札幌病院卒後臨床研修プログラム」
応募資格 2025年3月に卒業見込みで医師国家試験を受験するもの
マッチング・プログラムに参加登録するもの
募集人員 7名
研修期間 2025年4月1日~2027年3月31日までの2年間
応募申請書類 NTT東日本札幌病院臨床研修医願書[101KB]
卒業(見込)証明書
成績証明書
※願書に必ずメールアドレスをご記入ください。
※希望受験日は第二希望までご記入ください。
試験日時 2024年8月  2日(金) 午後
2024年8月  4日(日) 午前
2024年8月  5日(月) 午後
2024年8月20日(火) 午後
願書締め切り 2024年7月25日(木)
試験会場 NTT東日本札幌病院 3F会議室
試験方法 書類選考の上面接、適性検査
処遇 メディカルプロフェッショナル社員
給与 月額300,000円
賞与 年2回(1年次:400,000円、2年次:600,000円)
当直 約3回(当直手当15,000円/1回)
勤務時間 平日(月~金)8:30~17:00
休暇 年次有給休暇を付与(1年次10日、2年次11日)、夏季休暇有
住宅 研修医宿舎なし
保険 健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険
諸手当 時間外手当、深夜手当、宿当直手当
医師保険 医師賠償責任保険(※ 病院負担で加入)
学会・研究会への参加 院内規定により参加可能(参加費・交通費支給)
お問い合わせ・申し込み先
(見学希望の方もこちらへご連絡下さい。)
NTT東日本札幌病院 総括担当 卒後臨床研修センター 和田
〒060-0061 札幌市中央区南1条西15丁目
TEL : 011-623-7714
FAX : 011-623-8183
E-mail : smc.webmaster-ml@east.ntt.co.jp
※見学希望の方は名前(フリガナ)、学校名、学年、電話番号、希望日(第3希望まで)、希望診療科を入力の上メールを送信してください。
※研修パンフレットをご希望の方はご住所もご記入ください。

スタッフ紹介

永井 聡
氏名 永井 聡 ( ながい そう )
役職 臨床研修センター長
専門分野 内科一般、糖尿病、内分泌・代謝
資格 日本内科学会 総合内科専門医

日本糖尿病学会 糖尿病専門医・研修指導医

日本内分泌学会 内分泌代謝科専門医・指導医

日本骨粗鬆症学会 認定医

北海道大学医学部 非常勤講師

難病指定医

医学博士

研修医の声 ※インタビューした当時の年次となります

学生の頃から麻酔科に興味があり、関連病院での研修を考えていました。
外科の種類が多く、色々な麻酔方法を学ぶことができると思い、研修先として第一候補でした。
まだ志望科が決まっていない場合も、色々な科をローテーションして経験できるので、お勧めしたいです。
上級医やコメディカルスタッフがやさしく指導して下さるのも魅力の一つだと思います。

2年次研修医(女性)

上級医の先生方が丁寧に指導してくれるところや自分の勉強時間もある程度確保できるところ、そしてコメディカルの方たちが優しく接してくれるところが非常に魅力です。

1年次研修医(女性)

バランスのとれた良い病院だと先輩に言われていました。実際に勤務してみると医師の数も多く指導も丁寧で優しくて、楽しく研修しています。選んで良かったと思っています。

1年次研修医(女性)

私は大学の「たすきがけ」ですが、市中病院と大学病院の両方を回りたいと思っており、特に市中病院は1年目に様々な科を幅広く学びたいと思っていました。NTT東日本札幌病院は多くの科がそろっており、各科の垣根も低いと聞いていたので、総合的に学べる環境だと思いました。また、脳神経外科志望ですので、外科、救急で中村記念病院を選べる所も良かったです。

1年次研修医(女性)

上級医の先生が多いので、多面的に様々なことを学べます。自分の知識、手技レベルが伴っていれば、やりたいことがチャレンジできる環境です。

1年次研修医(男性)

ある程度のことは研修医に任せてもらえた上で、わからないことなどは先生方が優しくフォローし、丁寧に教えてくれます。また、1年目と2年目で研修医の席も近くて、様々な情報を共有しやすいので、安心して仕事ができます。プレゼンやカンファレンスなど研修医が発表する場も用意されていて、力をつける環境が整っています。

1年次研修医(女性)

各診療科が充実しており、研修医の数も丁度よく密度の濃い研修ができると思います。

2年次研修医(男性)

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