Artificial dialysis center人工透析センター

当院の人工透析センターについて

 総合病院の特徴を活かし他科と連携し腎臓疾患の治療にあたっています。合併症を持つ透析患者さんが、手術や処置で入院された際の透析治療を担います。透析集中管理システムの導入により透析装置の安全性の向上、患者さんを中心においた看護の充実に努め、より質の高い透析治療を心がけています。
 設備の充実にも力を入れており、2011年の厚生労働省によるOn-Line HDF(血液透析濾過)専用装置認可後、順次導入し、2024年4月現在では25機のOn-Line HDF機が稼働しています。
 腹膜透析の導入・維持管理を、病棟・腎臓内科外来と協力して行っています。血漿交換などのアフェレシスが必要な患者さんの治療にも幅広く協力しています。
 日本透析医学会教育関連施設として、地域の中核施設としての役割を担うだけでなく、若い医療者の教育施設としての役割も果たしています。4名の日本透析医学会認定透析専門医のほか、透析療法合同専門委員会認定透析技術認定士の資格を取得した看護師・臨床工学技士が従事しています。

診療風景

患者さんへ

当センターでは、血液透析は月曜・水曜・金曜は3部(午前、午後、夜間)、火曜・木曜・土曜は1部(午前)のスケジュールで行っています。腹膜透析患者さんについては、通常の保存期腎不全患者さんと同様に腎臓内科外来で月1~2回程度の受診をしていただき、受診時には医師の診察に加えて人工透析センターの看護師が療養指導を行い、腹膜透析管理のサポートをしています。

業務概要

  • 新規血液透析導入(2023年新規導入数:72名)
  • 新規腹膜透析導入(2023年新規導入数:4名)
  • 血液透析患者さんの維持管理、合併症治療 (2023年末時点通院患者数 :107名)
  • 腹膜透析患者さんの維持管理、合併症治療 (2022年末時点通院患者数 :120名)
  • 合併症などで手術、処置、投薬などが必要な透析患者さんの、入院中透析の管理
  • 急性腎不全、その他急性血液浄化が必要な場合の緊急透析
  • 血液透析用の血管アクセス作成手術や腹膜透析用カテーテル挿入手術
  • 血管アクセス機能不全に対する再建手術、経皮血管拡張術(VAIVT)。難治症例に関しては血管外科と協力して治療を行っています。
  • 腹膜アクセス機能不全、感染に対する修復術やカテーテル抜去、出口変更術など。難治症例に関しては外科と協力して治療を行っています。

旅行透析について

感染症対策の為、受け入れ人数・時間帯を制限しております。 詳しくは、お電話の際にご確認ください。


旅行透析のお申込み方法

  • 1

    事前に「維持透析施設」に相談し、主治医の許可を得てください。

  • 2

    お電話にて人工透析センターにご連絡いただき、希望する旅行透析日、維持透析施設の名称・電話番号、日中連絡の取れる電話番号等をお知らせください。
    当院の診察券をお持ちの方は、診察券番号をお伺いしますのでお手元に準備をお願いします。
    原則、透析予定日の1ヵ月前までにご連絡ください。
    また、お電話から1週間以内に診療情報提供書・透析条件・透析記録(直近3回分)、新型コロナウイルス感染症予防接種証明書(3回以上接種していることを証明できるもの)を人工透析センターにFAXでお送りください。なお、状況によりご希望に添えない場合がありますのでご了承ください。

    病院代表電話番号:011-623-7000

    • 旅行透析のご連絡は平日10:00~16:00にお願いします
      人工透析センター(直通FAX) :011-623-8407
  • 3

    必要書類到着後、受け入れの可否を担当よりご連絡いたします。
    また、維持透析施設様へもFAXでご連絡させていただきます。

  • 4

    旅行透析日の10日程前になりましたら、維持透析施設様より改めて透析条件・透析記録(直近3回分)を人工透析センターまでFAXしていただくようお願いします。

  • 5

    旅行当日までに維持透析施設様から診療情報提供書(紹介状)、透析条件、透析記録(直近3回分)等の原本をお受け取りいただき、忘れずにご持参ください

  • 6

    旅行透析当日は、ご案内した時間にNTT東日本札幌病院の1階初再診受付窓口にて保険証・受給者証・持参された診療情報提供書等のご提示をお願いします。
    受付終了後、3階人工透析センターへお越しください。

    • 当日ご持参いただくもの:
      維持透析施設様から当院宛の診療情報提供書等、 健康保険被保険者証、各種証明書(特定疾病療養受領証など)、 当院の診察券(お持ちの方のみ )、透析中に着用するもの(パジャマなど)、 イヤホン(TVを視聴する方)、室内履き、止血ベルト等普段使用されているもの
    • 正面玄関は平日の7:30~17:30まで開放しております。土曜・祝日は夜間通用口をご利用ください。
    • お食事はご用意しておりません。
    • 人工透析センター内の更衣室のロッカーをご利用ください。貴重品はお手元から離さずに管理をお願いします。
    • 人工透析センター内では無料Wi-Fiが利用できます。携帯電話などでの通話はご遠慮ください。
    • 当院では駐車場を含む病院敷地内の全面禁煙を実施しております。(加熱式たばこを含む)
  • 7

    透析終了後、当院での透析記録等をお渡ししますので維持透析施設様へご提出ください。
    お帰りの際は、1階の会計窓口でお会計をお済ませください。
    お使いの健康保険証・医療証類に応じて、 お支払いをいただきます。あらかじめ医療費相当額をご用意の上お越しください。

    • 当院で2回以上透析をされる方は、1回ごとにお会計をお願いします。
      土曜・祝日もお支払い可能です。
      維持透析施設様にご持参いただく書類は最終日にお渡ししています。
    • お支払いに関してご不明な点がございましたら、平日9:00~13:00に人工透析センターまでご連絡ください。

医師紹介

氏名 眞岡 知央 ( まおか ともちか )
役職 腎臓内科部長、人工透析センター長
専門分野 腎臓内科、血液透析、腹膜透析、アフェレシス
資格 日本内科学会 総合内科専門医 日本腎臓学会 腎臓専門医・指導医 日本透析医学会 透析専門医・指導医 日本腹膜透析医学会 認定医 札幌大谷大学 非常勤講師 難病指定医 医学博士
氏名 山本 理恵 ( やまもと りえ )
役職 医長
専門分野 腎臓内科、血液透析、腹膜透析、アフェレシス
資格 日本内科学会 総合内科認定医・専門医・指導医 日本腎臓学会 腎臓専門医・指導医 日本透析医学会 透析専門医
氏名 中垣 祐 ( なかがき たすく )
役職 医長
専門分野 腎臓内科、血液透析
資格 日本内科学会 総合内科認定医・専門医 日本腎臓学会 腎臓専門医・指導医 日本透析医学会 透析専門医・指導医 難病指定医 医学博士
氏名 兼島 伸青 ( かねしま のぶはる )
役職 医長
専門分野 腎臓内科、透析
資格 日本内科学会 総合内科専門医 日本腎臓学会 腎臓専門医・指導医 日本透析医学会 透析専門医・指導医 日本腹膜透析医学会 認定医 難病指定医

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